お世話になっております。
日本エレクトロセンサリデバイス株式会社 竹迫です。
今回のお題は・・・
「水」と「温度」がみえる!近赤外線カメラ
皆様、GWいかがお過ごしでしたでしょうか。
コロナ禍も横ばいのまま、なかなか気兼ねなくとはいかなかったと思いますが、お出かけされた方も多かったでしょうか。
感染対策と適度な息抜き、うまく両立できるようにしていきたいものです。
これから暑さも本番になってきますので、体調を崩されないようご自愛ください。
今回はLucid Vision Labs.から出ています新製品、近赤外線カメラのご紹介です。
赤外線ってよく耳にはしますが、実際なんなの?どういう原理?というトコロにも触れますので、ぜひご一読ください。
取り上げた機種についてのセミナーも開催します。どんどんご参加ください☆
目次
そもそも赤外線を見るってどういうこと?
赤外線はよく耳にするけど、赤外線を見るとはどういうことなの?という方、多いのではないでしょうか。
ちょっと昔だと携帯に赤外線通信がついていましたよね。そういうイメージの方多いのでは。
赤外線は電磁波の一種。そもそも光(可視光)自体もそうなのですが、
X線、紫外線、可視光、赤外線全てが波長違いの電磁波なのです。
引用:https://thinklucid.com/ja/atlas-swir-ip67-camera/
ではではでは!ついに赤外線の話なのですが。
物体は可視光以外の電磁波も、特定の波長を吸収したり反射したり透過したりしています。
近赤外線カメラというのは、近赤外線を受光するセンサを使用しているカメラですので、
近赤外線を反射(放射)する物質が白く、吸収する物体が黒く写ります。
代表格となるのが
水(近赤外線を吸収するため黒抜けする)
100~300℃の物体(近赤外線を放射するため白く写る)
となります。
近赤外線カメラなら、こんなことができる!
じゃあ近赤外線カメラ、導入するとどうなるの?というお話です。
イチオシの業界は食品です。
左のモノクロ画像は可視光カメラ、右が近赤外線カメラです。傷んでいる部分がはっきり見えますね。
ちなみに色の違いとかじゃないですよ!近赤外線が写っているので、可視光である色の概念は忘れてくださいね!
異物の選別もこの通り。水分量が多いものが黒く、乾いたコーヒー豆は白く写っています。
引用:https://thinklucid.com/ja/atlas-swir-ip67-camera/
Atlasシリーズに近赤外線カメラ登場♪
Lucid Vision Labs.のAtlasシリーズは高速転送を可能にしたシリーズで
データ容量が大きくなりがちな検査用途にもおすすめなシリーズ。
その中から近赤外線カメラが登場しています。
簡単に特徴をまとめましたので、詳細スペックにご興味があるかたは
こちらからデータをご確認ください。
Sony SenSWIR™ InGaAsセンサー
画素の小型化という課題を克服
小型で高解像度
可視光からSWIRの波長まで撮像可能
IP67対応 「Factory Tough™」
衝撃、振動、水、埃、
温度、電磁干渉に関して、
規格に準拠した品質を保証
熱電冷却(TEC)
センサーの熱を素早く逃がす構造により、
優れた画質と
広い動作温度範囲を実現
パワーオーバーイーサネット(PoE+)
アクティブセンサーアライメント
M12およびM8コネクター
100mのケーブル長
最大100mのケーブル長で
ギガビットイーサネットの帯域幅を実現
新機種紹介!オンラインセミナー開催
オンラインセミナーのご案内です。
今回ご紹介のSWIRカメラに加えて、
1月のメルマガで取り上げたToFカメラHelios2+に
NEDの画像処理ソフトTechViewについてと盛りだくさんな内容です。
ご興味ある方はぜひご参加ください!
「新機能続々!ToFカメラ活用セミナー」
◆ Lucid Vision Labs.について
◆ Helios2+の紹介
◆ SWIRカメラの紹介
◆ Techviewで使う!Helios2+
日程:5/26 (木) 14:00~15:00
主催: ルーシッドビジョンラボ合同会社
日本エレクトロセンサリデバイス株式会社 営業部
場所:オンラインセミナー(お申込みのお客様にURLをお送りいたします)
参加費:無料
人数:50名
対象:ToFカメラ/SWIRカメラをお探しのお客様、画像処理ツールにご興味のあるお客様
2021年7月以前よりメルマガを購読していただいていた方はお久しぶりです。
産休・育休を取っておりました竹迫ですが、予定通り復職できました。
またメルマガを担当させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
そして2021年7月よりあとに講読を始めてくださった方、初めまして。
NEDのメルマガ楽しんでいただけておりますでしょうか。
今後もお役立ち情報満載でお届けしたいと思っておりますので、ぜひ購読続けていただければ幸いです。
約9ヵ月お仕事から離れていたのですが、そんな中でも画像処理関連でちょっと面白いなと感じたことが。
今はスマートフォンでの顔認識がかなり高度で、撮った写真に写っている人でタグ分けしてくれたりしますが、
生まれたばかりの下の子の写真を撮ると、上の子と同じ人扱いになっておりました(笑)
兄弟姉妹だと顔が似すぎているのか、識別できなかったようです。
確かに上の子と下の子大変よく似ているのですが、
親から見ると違いもあるので、画像処理だと判別できないんだ!と驚きました。
どのあたりが軸となって別人と判断しているんでしょうか・・・。気になります・・・。
何歳ぐらいになったら別の人って判断できるのかな~とワクワクしながら写真を撮りためていこうと思います。